※この記事はかなり文章量があるため、まとめて読むのではなく小分けにして読むことをオススメします。
株式
企業(株式会社)は事業を行うために、資金が必要になる。
その資金調達をするために株式を発行して投資家に買ってもらうんだ。
なんとなく分かるんだけど…買った投資家にはメリットはあるの?
もちろんあるでござる!
株の保有数に伴って、企業の利益の一部を配当金としてもらえるんだ。
さらには株主優待として、その企業の商品や割引券がもらえちゃうんだ。
それは嬉しいわ~。
企業も投資家もWin-Winの関係ね!
株式を保有中に得られる収益のことをインカムゲインという。
他にも保有割合に対して、企業が開催する株主総会に参加することもできる。株主総会に参加した投資家ができることは、経営者に意見することができる。
あとはおなじみの売買で収益を得る、このことをキャピタルゲインという。株式を安く買い、買値より高くなって売れば差額が収益になる。
ただし会社が倒産した場合、株式は紙ぺらになってしまうのがデメリット。
昔は100株~販売とまとまったお金がないと買えなかったが、現在では1株から買える株式も出てきた。そのため個人でも投資することができるようになったため、参入者が増えている。
日本株だけでなく米国株などの外国株にも投資可能。
ちなみに取引時間は平日の9:00から11:30、12:30~15:00までとなっている。
債券
債券っていまいちよく分からないのよね。
債券は資金調達をするために、発行するものなんだ。
…んん。
株式と同じじゃない!??
そう思ったよね。
株式と違って、債券は借用証書のようなものなんだ。
お金を借りた証拠として、借りる側は債券を発行する。
それって意味あるの?
ますます分からなくなってきた~。
さらに詳しく解説していくでござる。
発行元が投資家からお金を借り入れする代わりに、債券を投資家に渡す。
ちなみに発行元には、国・企業・地方自治体がある。
借りたお金には返す期限(満期)が設けてあって、満期を迎えるまで定期的に、お金を貸したことによる利子を投資家は受け取ることができる。
満期日がくると発行元が破産しない限り、投資家の元に貸したお金が全額返ってくる仕組みになっている。
投資家としては、お金を貸した利子分得するというわけだ。
債券も株式同様に価格変動するため、自分が貸した価格より高くなったら売却してその差額の利益を得ることも可能。
信用取引
信用取引の説明については後ほど。
面白いのが売りから入って、買うことができるんだ。
えぇ!意味わからなかった!
私の聞き間違いかな~。
通常は金融商品を買ってから売るよね。
信用取引は逆ができるんだよ!
聞き間違いじゃなかった!
パニック。
信用取引は証券会社に一定額以上の保証金(現金や株式)を預け、証券会社から売買に必要な現金や株式を借りて行う取引です。
この保証金を担保とすることで、保証金の最大3.3倍の金額まで証券会社から借り入れして、取引することができる。
このことをレバレッジ(てこ)という。(レバレッジ〇倍という)
だから少額でも大きく儲けることができる。
売買の方法は2種類ある。
信用売り(空売り)・・・必要な株式を証券会社から借りて株式を売却する。
どちらから始めても、半年後には反対売買して差額を精算する信用決済か現金や株券を用意して精算する現引きをする必要がある。
投資信託
投資信託ってプロにお金を託して、運用してもらう投資方法だよね!
これは知ってるわ!
さすがヒカリ!
大正解~!
私みたいなズボラでも収益を上げやすいんだよね!
人任せなんだから…(笑)
複数の投資家から集めたお金をまとめてプロが株式・債券といった金融商品に分散投資・運用していくのが投資信託。英語ではFund(ファンド)という。
投資先はプロが選定する。ここでいうプロとは、内閣総理大臣から投資運用業の登録を受けた金融商品取引業者のことを指す。
※プロが運営しても世界情勢の影響で元本割れ(運用総金額を下回る)することもあります。
投資信託は証券会社(ネットか窓口・銀行・郵便局)で買うことができる。積立する場合は、設定すれば自動で行ってくれるのがメリット。ほったらかし投資とよくいわれる所以。
投資信託は株式のようにリアルタイムに変動せず、1日1回公表の基準価額で売買される。
よく聞く新NISAとiDeCoは投資信託の部類だ。この2つは定期的に積み立てて運用していくが、単位型投資信託といってある一定期間しか購入できない商品もある。
株式や投資信託で利益を出すと利益金額の20.315(%/年)を税として納めないといけませんが、新NISAとiDeCoは非課税なので節税もできつつ資産運用ができます。
新NISAとiDeCoについては別記事で紹介予定です。
新NISAの人気商品であるオルカン(全世界株式)を初期から毎月3万円積立てるといくらになるか検証した別記事も作成しました。
こちらの記事には基準価額についても詳しく触れています。いう。オルカンと一緒に基準価額についてもこちらの記事に書いてますので、詳しく知りたい方はこちらをどうぞ。
ETF(上場投資信託)
とうとうアルファベットだけの表記が出てきた。
日本人だから英語は苦手だわ~。
英語にされるととっつきにくいよね…
Exchange Traded Fundの略で、日本語では上場投資信託と呼ばれているんだ。
ってことは投資信託の上位互換ってこと??
そうでもないんだよね~。
ちょっと複雑だから解説するね!
Exchange Traded Fundを単語別で日本語にすると
Traded・・・取引をする
Fund・・・投資信託
つまり投資信託を(証券)取引所で取引するという意味になる。投資信託の部類となっており、複数の投資家から集めたお金をまとめてプロが株式・債券といった金融商品に分散投資・運用していく。
上場というのは、東京証券取引所に上場していて自由に売買することができることを指し、売買方法も株式同様となっている。
とっつきにくいので投資信託との違いを表にしました。
投資信託 | ETF | |
上場 | してない | している |
販売場所 | 証券会社・銀行・郵便局 | 証券会社 |
取引時間 | 9:00~11:30
12:30~15:00 |
銘柄による |
取引価格 | 1日1回公表(基準価額) | リアルタイムで変動 |
信用取引 | 不可能 | 可能 |
信託報酬 | 高め | 低め |
投資信託を管理・運用してもらうために、投資信託を保有している間に投資家が投資信託へ支払い続ける費用。
投資信託の信用報酬が高い理由は、販売元からの手数料が引かれるため。ETFは販売元を介して買わないので、その分の手数料が発生しないから投資信託より安く抑えられる。
その他どちらも売買時の手数料が発生する。
ただ投資信託と違って、自動で積立ができないため手動で行う必要がある。
代表的な商品は、TOPIX連動型投信と日経225連動投信。
この商品については別記事で紹介予定です。
ちなみにETF銘柄が知りたい方は日本取引所一覧を見てみてください。
FX
友達がFXやって100万円溶かしたって…
FXってやばいんでしょ?
確かにあまりいい話は聞かないね。
ネットでもFXはやめとけってよく見かけるし。
じゃあ、次の金融商品を紹介して!
待て待て!
仕組みだけでも知っておこうよ。
FXは英語で「Foreign Exchange」で、日本語だと「外国為替証拠金取引」という。異なる2ヵ国の通貨を売買して、その価値の変動で利益を得る取引となっている。
海外旅行時に日本円を行先の法定通貨に交換するときに似ている。1ドルが100円のときもあれば140円のときもあるので、1ドルが日本円で低い時の方がお得になる。
・1ドル100円で場合→100ドル
・1ドル140円の場合→71.4ドル
1ドル100円の時に両替した方がお得。1ドル100円の時に1万円分購入→100ドル
1ドル140円の時に100ドルを売却→140ドル
結果40ドルの儲けになる。
この場合の通貨ペアは「USD/JPY」(ドル/円)と表記をされる。
このように2ヵ国の為替レート(通貨の交換比率)を見て取引することになる。
安い時に買って高い時に売る、また信用取引同様に高い時に売った通貨を安い値段で買い戻す空売りも可能。新規で買い注文もしくは売り注文を行い、決済する前の状態で保有していることをポジションを取るという。
- 買い(ロング): 価格が上がると予想する場合にポジションを取る。
- 売り(ショート): 価格が下がると予想する場合にポジションを取る。
また信用取引同様に、日本では口座に入金した現金の最大25倍レバレッジをかけることができる。口座に入金した現金のことを証拠金といい、取引金額の4%以上を口座に入金しておかないといけない。
レバレッジが高いと少ない証拠金で大きな取引ができるが、同時にリスクも大きくなる。
そこでリスクを最小限に抑えるためにロスカット(強制決済)を設定することができる。口座に残っている証拠金の維持率が半分以下になると強制的に取引が行われる。
レバレッジが高くて取引での損失で証拠金を超えた場合、追加でお金を支払わなければならない状況になるときがある。この状態はFX会社に借金をしている状態になる。
FXで借金したとネット書かれるのは、ハイリスクな取引をして負けた人だ。かなり上級者向けだから、挑戦するなら学びと運が必要。
先物
センブツ?
読み方あってる?
さきものと読むんだ。
拙者もはじめはセンブツって読んでた(笑)
そうだったんだ!
これは先に物を買うって意味かな~?
あとで支払うみたいな??
ちゃうちゃう。
これも詳しく見ていこう!
ある時点での将来に、特定の商品を決まった金額で売買するのが先物。
農家を例に解説しよう。
農作物を売る際に収穫前に価格を固定することができる。
ある時点での将来に農産物の価格(相場)が下がっても、収穫前に固定した価格で売ることできるため、安定して収入を得れるようになる。
先物でもレバレッジをかけて取引も可能。(ただしレバレッジをかける場合、証拠金が必要)
株式市場全体の動向を把握するために、複数の株式銘柄の株価を平均するなどして数値化したもの。
商品は意外なものまで様々である。
- 金融(株価指数、債券、為替など)
- 農産物(小麦、トウモロコシ、大豆など)
- エネルギー(原油・ガソリンなど)
- 貴金属(金、銀・プラチナなど)
- 工業用金属(銅、アルミなど)
また売りからも入ることができるため、下落相場でも収益を上げることが可能。
先物で稼ぐためには、世界情勢を知りかつ価格予想をして売買しないといけない。かなりレベルが高いので上級者向けだ。
貴金属
他の金融商品より貴金属に投資するのはアリかな~。
キラキラしてキレイだし!
そのキレイさがみんなが欲しがる理由だよね!
しかも価値もあるしで一石二鳥だ!
早速ジュエリーショップに行ってくるー。
ちょっと待って!
…行っちゃったよー。
証券会社で投資対象として取引できる貴金属が金・銀・プラチナ。
金の価値は古代からあり、その美しさや腐食しないことからジュエリーや貨幣として使用されていた。
さらに現代では、新型コロナウイルスやウクライナ戦争といった世界的危機となった際に、金の価値が上がる傾向がある。それ故に安全資産ともいわれています。
金についてはこちらの記事で詳しく解説しています。
銀は主に工業製品に使われていて、工業製品の需要が増えれば価格が上昇する。さらに加工のしやすさからもジュエリーにも使われている。
詳しくはこちらの記事で解説しています。
プラチナも同様にジュエリーや工業製品に使われることが多い。特に色合いがダイヤモンドと相性抜群なため、結婚指輪にも使われている。
金より価値が高い時期があったが、現在は金の方が価値が高い。今後の需要が上がり金より価値が高くなるかも!?
詳しくはこちらの記事で解説しています。
ただしデメリットとしては、発行元がないため株式のように配当や利子がつくことはない。
CFD
でたわ!またアルファベット。
これはchocolate(チョコレート)・financier(フィナンシェ)・donut(ドーナツ)の頭文字だわ~
スイーツの羅列じゃんww。
ヒカリが好きな食べ物じゃなくて!
へへ。そう!
ちなみにフィナンシェはフランス語でお金持ちを意味するのよ!
金の延べ棒をイメージして作られたスイーツよ!
知らなかったでしょ~。
まさかの豆知識が炸裂ゥ!
知らなかったでござる。
かなり脱線しましたが、CFDは「Contract for Difference」の略で、日本語だと「差金決済取引」のことを指す。
株式などの現物を保有せず、価格差で利益を得る取引がCFD。FXも大枠はCFDの一部だ。もちろん売りから入ることもできる。
FXは外貨だけの取引だが、CFDの商品は様々あり、このあと紹介する仮想通貨も含まれている。
- 金融(株価指数、債券、為替など)
- 農産物(小麦、トウモロコシ、大豆など)
- エネルギー(原油・ガソリンなど)
- 貴金属(金、銀・プラチナなど)
- 工業用金属(銅、アルミなど)
- 仮想通貨(ビットコイン・イーサリアム)
レバレッジも商品によって倍率が異なり、証拠金も必要になる。この辺の解説はもう一度FXの欄に戻って熟読すべし!
損益が発生しても最小限に抑えるために、ロスカット(強制決済)を上手く使う必要がある。これも上級者向けの取引方法だ。
仮想通貨
仮想通貨といえばビットコインでしょ!?
これって誰がつくったの?
製作者はサトシナカモトという人物なのかグループなのか、未だに謎に包まれている。
興味深いわね。
そもそも何のためにつくられたの?
もともとはデジタル決済ができるように開発されたものなんだ。
決済もできるけど、第2の金とも言われていて金融商品化している。
仮想通貨はネット上で利用できる暗号化された電子通貨のことを指す。
その代表格として2008年に誕生したのがビットコイン。このビットコインは銀行のような中央分権での管理ではなく、ネットワークに参加するすべてのユーザーが平等に管理するシステムとなっている。(非中央分権)
そこで使われている技術がブロックチェーンだ。ブロックチェーンはひとまとまりのデータをブロックと見立て、鎖のように連なっていることからその名で呼ばれている。
全ての取引データがブロックに記録され、連鎖的に繋がることで全体の取引履歴が形成している。全ての取引履歴は公開されており、誰でも確認できるため、改ざんが行われた場合その不正をすぐに発見することが可能になっている。
ブロックチェーンについて詳しくはこちらの記事で解説しています。
さらにビットコインの発行上限はインフレを防ぐために、2100万枚と決まっている。
決済として使うにしては、手数料と送金速度が遅いのがデメリットとなっている。ただ従来の銀行を介した海外送金に比べて、ビットコインの方が送金速度がかなり早い。
ビットコイン以外の仮想通貨の総称をアルトコインと呼んでおり、その代表格がイーサリアムだ。イーサリアムはビットコインに続いて時価総額が2位となっている。
このイーサリアムの他の仮想通貨やプロジェクトの基盤となっていて、現在では約15000以上の仮想通貨が作られている。ビットコインより圧倒的に手数料が安く、送金速度が速いコインが多く存在している。
そのイーサリアムについてはこちらの記事で解説しています。またイーサリアムの競合であるアルトコインをイーサリアムキラーと呼んでいます。そのイーサリアムキラーの代表格の性能も記事で解説しています。
仮想通貨は証券口座での販売ではなく、仮想通貨専用の口座を開設する必要がある。口座開設は証券口座と特別変わりはない。ちなみに日本にいても海外口座の開設も可能。
株式同様に配当をもらえて、その仕組みをステーキングと呼ばれている。
仮想通貨は24時間取引可能・全世界でも取引されているためボラティリティ(価格変動)が大きい。
まとめ
- 株式
- 債券
- 信用取引
- 投資信託
- ETF(上場投資信託)
- FX
- 先物
- 貴金属
- CFD
- 仮想通貨
この記事で大まかに把握できたかと思います。さらに詳しく知りたい方向けに別記事を作成していきますので、しばしお待ちくださいませ!
自分の大事なお金を使って投資するわけですから、十分に調べてから投資するのがベストです。拙者は十分調べもせず投資して痛い目にあったので、あなたにはそうならないように記事でサポートしていきます。
投資関連の記事はこれからも作成していくので、コンスタントに覗いてみてくださいませ!あなたの投資対象が見つかれば、拙者も嬉しいです。
ただし投資は自己責任で!
最後まで読んでいただきありがとうございます!
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