約30年間でどのくらい物価が上がったのか??

投資

こんにちは!ゾロです。

2025年になってお米の価格高騰が目につきますね。

悩むヒカリ
ヒカリ

ホントお米高くなったわ。

売り切れているお店もあるし。

ゾロ
ゾロ

分かる。

家計に大打撃だよ。

主食っていうのに…(泣)

ちなみにお米は2024年に5kgで2000円だったのが、2025年だと5kgで4000円超と2倍以上の価格高騰を起こしている。

ゾロ
ゾロ

もう終わりだよ日本。

給与が上がらず物価上昇が目立つ昨今ですが、実際どのくらい物価上昇をしている気になったので記事にしてみました。

今回はバブル経済だった平成元年(1989年)から令和6年(2024年)の35年間でどのくらい物価が上がったのかを比較をします。

悩むヒカリ
ヒカリ

確かに気になるわね。

物価が上がっても給与が上がってくれれば問題ないんだけど…

ゾロ
ゾロ

ホントそうだよね。

給与据え置きはひどすぎる…

では本題に入るでござる。

スポンサーリンク

平成元年からどのくらい物価が上がったのか?

結論から言うと平成元年(1989年)から令和6年(2024年)の35年間で物価は約1.2倍になっている。

どのように算出したか順を追って解説していきます。

物価が上がったかどうかの判断を消費者物価指数というものを使います。

消費者物価指数 CPI(Consumer Price Index)
全国の消費者世帯が購入する物やサービスの総合的な価格水準を表す数値。
ある時点の基準を100として算出する。1上がると1%上がったことになる。
経済の体温計とも言われる。
ちなみにこの消費者物価指数の値で、政府は税率や社会保障給付(年金や手当)などの見直しを行っている。
日本では物価安定の目標として、消費者物価指数の前年比上昇率で2%とすることが掲げている。
経済にとって物価の上昇率が2%が望ましいと日本銀行(日銀)が定義していて、その理由の1つが「他国が2%を目標としているから」
困るヒカリ
ヒカリ

なんか小難しいわ。

100円の商品が来年には2%上がって102円になるってこと??

ゾロ
ゾロ

さすがヒカリ!せや!

経済成長のバランスが取れた目標が物価上昇率2%なんだって。

独立行政法人 労働政策研究 研修機構が作成した消費者物価指数のエクセルデータを貼っておく。2020年を100と基準にしたものになる。
このデータを平成元年(1989年)を消費者物価指数100の基準に作り変えてみました。
PDF版で見たい方はこちらをどうぞ。
この表から35年間で物価は総合的に約1.2倍になっていることが分かる。
安心するヒカリ
ヒカリ

あれ??

思ってたより上がってなくて安心しちゃった。

ゾロ
ゾロ

そう思ったよね。

総合的に見るとそうだけど、後で解説するけど上がっているものは結構上がってるよ~。

ちなみに直近の2023年~2024年の消費者物価指数の総合で、どのくらい上昇したかというと
・2023年 消費者物価指数(総合)118.7
・2024年 消費者物価指数(総合)121.6121.6 ÷ 118.7 ≒ 1.02 ⇒ 2%上昇
このように計算して算出する。2%ということは物価上昇は健全である。
ここで上記表の「総合」「生鮮食品を除く総合」「持家の帰属家賃を除く総合」「食料(酒類を除く)及びエネルギーを除く総合」の4つについても説明もしておく。
総合
食品、石油製品、光熱費、医療、教育、家賃など計582品目の総合指数。
計582品目が知りたい方向けにPDFデータを貼っておきます。
2020年基準消費者物価指数作成関係資料.pdf
生鮮食品を除く総合
肉類、野菜、果物、魚介類などの生鮮食品を除いた総合指数。
天候によって値段が左右される食品を除いている。
コアCPIとも言われる。
持家の帰属家賃を除く総合
持ち家の帰属家賃とは、持ち家に住んでいる人が借家とみなした場合に支払うであろう家賃の金額を指す。
持ち家の帰属家賃を除いている理由は持ち家購入のための支出は資産購入とされるから。(消費とみなさない)
食料(酒類を除く)及び石油・石炭・天然ガスなどエネルギーを除く総合
天候によって値段が左右される生鮮食品と、原油価格の影響を受けやすいエネルギー(電気代、都市ガス代、プロパンガス、灯油、ガソリン)を除いて算出される。
変動要素を取り除いたより基調的な物価変動を示す指標。
コアコアCPIとも言われる。
安心するヒカリ
ヒカリ

天候等で変動するものを除くと、そのときの経済状況が浮き彫りになるわね。

ゾロ
ゾロ

そうなんだよ!
経済状況の見方を変えて算出しているんだ。

変動するものを除くと35年間で物価は1.12倍とそこまで上がってはないんだよね。

物価の上下は、消費者物価指数で判断するということを覚えておきましょう!

ポテトチップスが驚愕の価格高騰

ここでひとつ例を挙げてみます。

みんな大好きポテトチップスの価格を平成元年(1989年)から現在の令和7年(2025年)でどこまで上がったのかを見ていこう!

困るヒカリ
ヒカリ

ポテトチップス好きなんだけど、内容量が段々少なくなっているわよね。

私が小さい頃は2日に分けて食べれた量だったわ。

ゾロ
ゾロ

そうだったよね!

今なんか、あれ?もうなくなったの??ってくらいしか入ってないよね。

あの袋の中が半分空気が占めているように思える。

小さいころから大好きで食べているポテトチップスなだけあって、かなり悲しい。

カントリーマームなんてしっとり感もなくなり、小さくなって別商品じゃないかってレベルだし…

今の30代以上の方はよく知っているんじゃないでしょうか。

悲しすぎて脱線しましたが…話を戻そう。

ちなみに平成元年にカルビーのポテトチップスが販売され、90gで100円で販売されていた。

ところが現在令和7年(2025年)では内容量も60gまでに減り、金額も140円になっている。(ネット情報)

1gあたりの金額で比較すると約2.1倍になっている。

仮に安く売っているディスカウントストアで当時の価格の100円で買えたとしても、1gあたりで比較すると1.5倍になる。

困るヒカリ
ヒカリ

うっそー!!

ずいぶん上がったわね。

小さいころに戻りたいわ。

ゾロ
ゾロ

ね…悲しいよ。ホントに。

給与も上がらないし。

100円均一のようにいつの時代も100円で買えるお店もあれば、内容量が減って金額も上がるダブルパンチの食品と様々だ。

最後に

・物価の上下は消費者物価指数で判断する。
・35年間で物価は総合すると約1.2倍になっている。
・ポテトチップスの価格は36年間で約2.1倍になっている。
物価が上昇して、少し経ってから賃金も上昇していくのが理想的な状況です。
ただ日本では1970年代に起こったオイルショックから賃金が上がらないにもかかわらず物価が上昇する状況が続いています。
このような状況をスタグフレーションといいます。
物価が上昇するということは、相対的にお金の価値が下がるということ。
日本では貯金が主流だけど、貯金だけしていてもいつまで経っても豊かになれないのです。
こんな状況だけど…
逆に考えるんだ!!

この状況を打破する対策は…ある。

拙者が考えた対策案を別記事にて解説しています。

物価上昇に対抗する手段を考えてみた【お金を○○に変える】
物価上昇はするけど、給与上がらないじゃん。これじゃー貯金している日本円の価値も下がるよね。この状況をどうにかしたいんだ!こんばんは!ゾロです。物価上昇して給与上がらないって、実質の給与減ですよね。家計に大ダメージ。ほんとに困ったもんだ。しか...

では今回はここまで~

ゾロ
ゾロ

マジで給与上がってくれ(切実)

最後まで読んでいただきありがとうございます!

ご意見等ございましたら下記に記載願います!

コメント

タイトルとURLをコピーしました