シーリング工事って、どこに何使っているか分かりませんよね。
使用場所によって使い分けをしていくわけですが、とはいえ全部同じに見えるし…
そろそろシーリングについての知識を付けたい方向けに、種類と使用場所を解説していきます。
この記事を読み終わる頃には、スキルアップ間違いなしです!
シリコン
シリコン | |
特徴 | ・耐久性に優れ、乾燥も早い
・シリコンオイルという油が常に出ているため、塗料が塗れない ・他のシーリング材の打継ができない |
使用場所 | ガラス・キッチン・浴槽廻り |
主に水廻りに使用するシーリング材がシリコンです。
シリコンオイルが出続けているため、塗料が塗れないため仕上げになります。
変性シリコン
変性シリコン | |
特徴 | ・塗料が塗れる(ただし塗料によってははじき、べたつきが発生する場合はある)
・接着剤として使用可能 |
使用場所 | 目地全般・サッシ廻り |
変性シリコンはシリコンとは違い、塗料が塗れます。
また止水だけでなく、接着剤としても使用できるのが特徴です。
ウレタン系
ウレタン系 | |
特徴 | ・紫外線に弱いため、塗料を塗る必要がある
・そのままだと劣化し、ホコリを吸い付けて汚れやすい ・密着性に優れているため、コンクリートのクラック補修に使える |
使用場所 | 目地全般・サッシ廻り |
ウレタン系のシーリングを外部で使用するときは、塗装仕上げを塗りましょう。
コンクリートのクラック部に使うときは、クラック部をUカットしてから充填しましょう。
アクリル系
アクリル系 | |
特徴 | ・湿った箇所にも使用可能
・充填後、シーリング材がやせる ・耐久性が低い |
使用場所 | モルタル・コンクリート・タイル・ALC目地 |
昔はアクリル系のシーリング材が主流でしたが、シリコンやウレタン系のシーリング材が出てきてからは、あまり使われなくなってしまいました。
ただ表面が乾いていない箇所にも使えるのは、メリットです。
ポリサルファイド
ポリサルファイド | |
特徴 | ・表面にホコリが付きにくい
・耐候性が高い ・金属には適さない |
使用場所 | タイル・石目地・サッシ廻り |
ポリサルファイド系のシーリングは割と古くから使われています。
自動ドアなどの振動する金属には、適さないです。
主に外部で使われます。
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