【建築工事】地中障害が出てしまったときの対処法

建築

杭工事や土工事のときに、予期せぬ地中障害に出くわすことがあります。

拙者も工事中に地中障害が出て困惑したことがあります…(汗)

そのときはどのように対処すればいいかを解説していきます。

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地中障害が出たときの対処法

杭工事土工事に掘削していたら、コンクリートガラなどが発生したとしましょう。

もちろんコンクリートガラを撤去しないと、工事が進まないので撤去をしなくてはなりません。

撤去をするにあたって、地中障害がどのくらいの深さにあるかで撤去の仕方が変わります。

バックホーで撤去できるがだいたい4mほどになり、それ以降になると杭抜き機を使わないと撤去できないので、手配をするしかありません。

撤去の費用は誰が出すのか

建築工事で出た地中障害の撤去費は、請負費に含まれていないので基本は土地の所有者(お施主様)負担になります。(※ただし建物所有者が売主との売買時の契約によって負担先が異なる)

地中にあるものも土地の所有者のものになります。

そのときにどのくらい出たのかを写真に納めて、土地の所有者へ説明ができるようにしておきましょう。

お施主様へ請求する項目としては、

・重機の回送費
・重機の使用料
・重機のオペの人工
・手元の人工
・産廃搬出費

になりますので、各々の業者さんから見積もり作成の依頼をしましょう。

逆に資産となるもの(金など)が出てきても、お施主様へ報告し渡す必要があります。(※ただし遺跡が出た場合は、自治体によって処理の仕方が異なる)

撤去にかなり日数がかかった場合

予期せぬ地中障害の撤去に2週間ほどかかったとしましょう。

その際は土地の所有者(お施主様)に、かかった日数分の工期をもらえるよう相談をしましょう。

建築現場では引き渡し間際になるとバタバタするので、もらえる工期はもらいましょう。

ちなみに地中障害等の予期せぬできごとで、工期を延ばしても元請側(現場)は追加料金を支払う必要はありません。

まとめ

・地盤面~4mほどの地中障害は、バックホーで撤去
・それ以降は杭抜き機で撤去
もし地中障害が発生しても、業者さんと相談して焦らずに解決しましょう。
現場では思いもよらないできごとが発生します。
いざ直面すると焦ったりしますが、解決してしまえば経験値となります。
冷静に対処できるかどうかが現場監督の腕の見せ所だ!
最後まで読んで頂きありがとうございます!
ご意見等ございましたら下記に記載願います!

 

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