2022年の7月注目ニュースを拙者の見解とともにまとめていくでござるよ。
イーサリアム「マージ」9月実装予定
イーサリアムのコンセンサスアルゴリズムをPow → PoSへ移行する「マージ」が2022.9.19に予定された。
これまで、「Ropsten(ロップステン)」、「Sepolia(セポリア)」の2つのテストネットを成功させてきた。
・Ropsten(ロップステン)
メインネットに展開する前にプルトコルのアップグレードをテストするネットワーク。2022.6.9成功
メインネットに展開する前にプルトコルのアップグレードをテストするネットワーク。2022.6.9成功
・Sepolia(セポリア)
採用されたテクノロジーにバグがないか確認するためにテストをするネットワーク。2022.7.7成功
採用されたテクノロジーにバグがないか確認するためにテストをするネットワーク。2022.7.7成功
そして最後のテストネットの「Goerli(ゴレリ)」を2022.8.11より予定されている。
・Goerli(ゴレリ)
分散型アプリケーションのセキュリティリスクやバグがないか確認するためにテストをするネットワーク。
分散型アプリケーションのセキュリティリスクやバグがないか確認するためにテストをするネットワーク。
これらのテストネットを終えて、現在のイーサリアムのメインネットとビーコンチェーンが結合することでPoSのアップグレードが完了する。
・ビーコンチェーン
イーサリアム2.0のメインチェーンとなるPoSで動作する新しいブロックチェーン。
イーサリアム2.0のメインチェーンとなるPoSで動作する新しいブロックチェーン。
マージの実装後、現在イーサの1日当たりの生成数は12,000ETHから、1,280ETHへと減少することになる。これは、イーサの価値を下げないためのインフレ対策である。
個人の見解
初のコンセンサスアルゴリズムの移行に少し不安はありますが、テストネットで一つずつ課題をクリアしてほしい。
ハッシュ関数を膨大な量をこなすPoWでは、電気代がバカにならないし、マイニング装置の稼働による熱放出と環境にも良くないので移行に踏み出す一歩はデカいと思う。
成功すれば、ブロックの生成が以前より容易になりガス代が減少することでしょう。そうなればNFT界隈でトレードが活発になり少しずつ価値が上がっていくと予想。
もし…失敗した場合イーサを除いたアルトコインまで下落しそう…あまり考えたくない事象。
セルシウスの破産申請を発表
2022.7.13に大手レンディング企業のセルシウスは破産申請を行った。
セルシウスは2022.6.13に「極端な市場」という理由で突然出金停止をしていた。
・セルシウス
顧客から最大利回り17%のレンディングを通して資金調達をし、その資金を仮想通貨取引所等に高い利率で貸して収益を得ている企業。
顧客から最大利回り17%のレンディングを通して資金調達をし、その資金を仮想通貨取引所等に高い利率で貸して収益を得ている企業。
現在手元には1億6700万ドル(約230億円)あり、その資金で再建計画を立てるとのこと。他にも弁護士を雇って再建を図っていた。
実はセルシウスの主要投資家であるオンライン投資プラットフォームである「Bnk To The Future」は60億ドル(約8,000億円)の資金でセルシウスを救済しようと試みていた。
救済条件としては財務状況を開示することだった。しかし、セルシウス側は開示を拒否したため破産の道を選んだ。
個人の見解
再建を立てる前に顧客に返金をするべき。
再建してから返金を図っているのかと思うが、再建ができたところで顧客からの信頼が得れてないので、資金も集まらず結局上手くいかない世界線が頭に浮かぶ。
230億円あるなら返金を優先してほしいし、財務状況の開示を拒否したということは開示できない悪行を行っていたということだと思う。
しかも元従業員からポンジスキーム(詐欺)と言われる始末。
再建はまずできないでしょう。
コメント