工事現場の現場監督をしているゾロです!
つかぬことを聞きますが、皆さんは工事現場の職人さんって怖いイメージってあります??
確かにガタイがいい人多いし、入れ墨している人もいて怖い人だな~って思いますよね。拙者も入社前からそんなイメージも持っていました(笑)
職人さんって絶対怖いよね…
そんな職人さんと実際一緒に仕事をしている拙者の感想をぶっちゃけていくでござるよ!
職人さんの人柄をぶっちゃけていく
職人さんが全員該当するわけではありませんが、主にこんな人が多いでござる。
・こだわりが強い
・自信がある
・人情味がある
・怒るとマジで怖い
話好き
現場にいると職人さんって本当に話好きな人が多いです。
現場では10時と15時に30分間の休憩時間(一服という)があって、他業者と仲良くなった職人さん同士でワイワイ話をしています。
たまに拙者も話しに交じりますが、30分過ぎるのがあっという間に感じます(笑)
話の内容としては、他現場の話(監督がどうたらこうたら…現場でのトラブルなど)、昔こんなことをしていたなどです。
拙者は現場の作業状況を確認しているときも、作業しながら話をかけてくれるほどです。
そういえばゾロ!
○○の現場で事故起こったらしいな!
よく知ってますね!
情報回ってくるの早くないですかww
とこんな話をしています。割と職人さんの方が情報通だったりします(笑)
こだわりが強い
建物を建てるのにどの業種も緻密な精度を求められます。
許容値何ミリの世界で作業をしているので、自然とこだわりが強くなります。
めっちゃキレイに仕上がってて、誉めると
さすが塗装屋さん!
めちゃくちゃキレイに塗れてる~
すげ~!!
いや~ちょっと塗りムラがあってさぁ~
あとで直すけどね。
めっちゃキレイに塗れてるのにまだ直すの??と思うときがあります(笑)
でもそれだけ真剣に仕事しているんですよ!これは読者の皆さんにも伝わってほしい!
自信がある
先ほどの拙者と塗装屋さんのやり取りで、こんな人もいるでござるよ!
さすが塗装屋さん!
めちゃくちゃキレイに塗れてる~
すげ~!!
誰が塗ったと思ってるんだよ(ドヤ)
当たりめーだろ(笑)
職人さんってこの道何十年という人が多いので、手に職ついて自信ある人が多いです。
他業種の人でも
「○○さんに外壁塗らせれば天下一品よ!」
と信頼されているほどです。自信と力量が比例しているんですよ!
自信がある人って輝いて見えます(まぶしいぜ~)
人情味がある
皆さんが思っている職人さんが怖いというイメージ。
実際一緒に働いているとめっちゃ優しいんですよ!
拙者が重い資材を運んでいる時に
おー、ゾロ
重そうじゃないか!
俺こっち持つから、そっち持って!
大工さん!助かります!
これほんとに重いです(笑)
なんて話をしながら手伝ってくれます。この人情味が好きでたまりません。
もちろん職人さんが困っている時は、拙者も助太刀にいくでござる!
建物ってみんなでつくるんですよね。この人情味があって建物建つんだなぁ~と思っています。
いつも助けてくれてありがとうございます!
怒るとマジで怖い
みなさんが想像する怖いより、実際に怒られるとマジで怖いです。
おーい!ゾロ!
なんでこんなところに置いたんだよ(怒り)
大工さん。申し訳ないです…
置く場所がなくてですね…仮置きしちゃいました…
今からあそこに運んどけよ!!
文章だと伝わりづらいですが、怒鳴り声になるのでさらに恐怖を感じるのと、ホントに申し訳ないことしたと思います。
で、ここで大事なのがすぐに謝りに行くこと。
大工さん。あんなところに置いてすみませんでした…
移動させておきました。
あそこに置くとなぁー、雨にぬれるだろ。
今度からは屋根のあるところに置いといてくれよ!
謝りにいくと何が悪かったか教えてくれます。怒られて謝りにくいかもしれないけど、謝ってそのあとも話しているといつの間にか仲良くなってるんですよね。
たまに拙者も感情的になって口論に発展しますが、お互いの腹が割れるので割と仲良くなりやすいんですよ!
でも怒られたくはないですけどね(笑)
なぜ世間のイメージは悪いのか
ここまでぶっちゃけてきましたが、世間のイメージって悪いと感じます。休憩時に話に交じっていると飲み物ごちそうしてくれる人やきさくな人が多いんですけどね…
この原因について考察していきます。
学歴が低い=○○が多いという認識があるから
今では大学を卒業することが普通になってきましたが、昔は中学、高校卒業して働いている人が多かったんですよね。
バブルの時は中卒でも職人さんの給与が高かったので、成り手が多かったのです。
世間では学歴が低いと、不良やヤンキーのレッテルを貼る人が多いイメージがあるからだと思われます。
イカつい人が多いから
ガタイが良かったり、金髪や剃りこみが入ってたり、入れ墨してたり、ピアスいっぱい付けている人がいるのは事実です。
正直見た目がヤ○ザチックな人はいますね…(笑)
これは見た目で判断されていますね。
乱暴な人が多そうだから
怒ると手を上げるという印象もあるんではないでしょうか。
このイメージが昔の職人さんですね。昔はとっくみ合いがしゅっちゅうあったらしいです。
今はとっくみ合いの喧嘩する人はほとんどいないし、したらその現場を出禁になったりと自分の肩身が狭くなるのでしませんね。
ベテランの先輩に聞いた話
50代のベテランの先輩に現場の昔話を聞いたことがあるんですが、かなりやんちゃな人が多かったらしいです。まさしく世間のイメージ通りだと思っちゃいました(笑)
現場ではヘルメットと安全帯(今は墜落制止用器具という)の着用が義務化されていますが、昔は監督の言うことをきかず、ノーヘル(ヘルメットを付けてない状態のこと)、安全帯をしないで高所作業をしている職人さんが多かったらしいです。
高所での作業時は安全帯といって、フックを固定されたものにつけて墜落しないようにするためのものを使います。(上記写真参照)
監督業としてヘルメットをしてなかったり、安全帯を付けてない人には注意をします。
でも昔の職人さんはというと
大工さん!
高所では安全帯してくださいね!
うるせーな!!
(ものをなげる)ブン
とものを投げられたそうです。先輩は現場監督業を「猛獣使い」と言ってました(爆笑)
それ聞いて思わず笑ってしまいました(笑)
そんなエピソードを聞いていると、とてもじゃないけどそんな環境で働けないなぁ~と思います。
先輩たちハート強すぎ!!
確かに割と現場監督はハート強いです(笑)
まとめ
・こだわりが強い
・自信がある
・人情味がある
・怒るとマジで怖い
職人さんの人柄を忖度なしでぶっちゃけていきましたが、昔みたいな悪い人も減って、気さくでいい人が多いです。
話に集中し過ぎて、作業止まっている職人さんがいたり(作業進めて~)
昔がひど過ぎたので、悪いイメージはまだ世間的に根強く感じます。今は少しずつ払拭されていると思います。
年配者ばかりで、成り手がいないのが現状です。ただ職人さんみんなこだわりを持って真剣に働いています。もう一度言いますが、これは読者の方に伝わってほしい。
ただ味方につくとかなり心強いし、違う現場に行っても連絡を取り合うぐらい仲良くなります。
少しイメージアップできたかね~(笑)
最後まで読んで頂きありがとうございます!
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