【仮設工事】仮囲い計画から数量拾い方法までを伝授

建築

仮囲いは工事中に資材が外部に出ないようする、関係者以外が立入りできないように敷地を囲う仮設だ。

建築基準法でも工事をする際は、高さ1.8m以上の仮囲いを設けるように記載されている。

施工のタイミングは着工してからすぐになります。

そんな仮囲いの計画と数量の拾い方を伝授するぞ!

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仮囲いの材料

・キャスターゲート → 出入りするために必要。施錠して関係者以外入れないように管理。
・単管パイプ → 仮囲いの骨組み。
・直交クランプ → 十字に単管パイプを接合するときに使用。
・自在クランプ → 並行に単管パイプを接合するときに使用。(十字も可)
・ジョイントピン → 単管パイプ同士を接合するときに使用。
・パネル →  骨組みに付けて現場を囲う。
6つの材料を組み合わせて仮囲いを設置します。
ちなみにパネルには出入りができるくぐり戸付きもある。
他には、コーナー部と端数を調整、透明なパネルがある。
曲がり角に設置し、通行者が曲がり角を曲がったときに対面者とぶつからないように使うことが多い。

仮囲いの計画

10m×8mの敷地で計画してみました。

仮囲いは敷地境界ぎりぎりに計画しても大丈夫ですが、今回は敷地の内側へ50mm逃がして計画しました。

キャスターゲートは道路に接している面に設置しましょう。

建地は1800mmピッチで設けるのと、折れ曲がる境目にも設けましょう。

そのルールで計画したのがこちら。

 

キャスターゲートは、杭重機等の大型車両がスムーズに入れるように間口の広いもので計画しています。
拾うときは上記の画像のように、図面に数量を書いていくと指示書としても使えるのでオススメします。
あと建地がどのように組まれているか気になりますよね。
建地の詳細図面がこちら。
2m、3mそれぞれで使用する建地の図面になります。
このように図面を書いて1ユニットとして、数量を書いておくと拾うときにかなり楽になります。
仮囲いを計画するときはこの図面をそのまま使っちゃいましょう!
最後に布材を拾って完了です。
布材は単管パイプとジョイントピンを使ってピッタリの寸法で設置ができないので、自在クランプを使って単管パイプ同士を接合させます。

 

例えば直線10mの面を計画するとします。

単管パイプを4m×2+2m×1=10mと計算上ではピッタリですが、実際にこの本数を接合させるとパネルとジョイントピンの寸法分はみ出すことになります。

なので4m×2+3m×1=11m分で拾い、単管パイプ同士を自在クランプで接合させて長さを調整します。

計画した図面の布材の数量に自在クランプが2つあるのが、その理由です。

最後に拾った数を再確認し、ギリギリの数量ではなく少し多めに手配しておきましょう!

 

まとめ

・キャスターゲート
・単管パイプ
・直交クランプ
・自在クランプ
・ジョイントピン
・パネル(+コーナー部、調整、透明)

この6つの材料を使って仮囲いを計画してみましょう。

現場ごとにどのキャスターゲートを使うか検討してから図面に反映させましょう。

図面が出来たら、数量を書いて指示書にすると一石二鳥です。

これができれば幸先の良い現場になるでしょう。

仮囲いができたら、次は杭工事だ!

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