それでは8月の注目ニュースをまとめるでござる!
イーサリアム「マージ」に向けて
イーサリアムのアップグレードである「マージ」に向けての準備が着々とされている状況だ。
8/11に最後のテストネットである「Goerli(ゴレリ)」がマージを実装した。これで全てのテストネットのアップグレードが完了した。
分散型アプリケーションのセキュリティリスクやバグがないか確認するためにテストをするネットワーク。
イーサリアム2.0のメインチェーンとなるPoSで動作する新しいブロックチェーン。
個人の見解
イーサのPoSへのアップグレードが間近に迫ってきましたね。個人的にも期待はしていますが、あることを懸念しています。
それは、アップグレード後に新手の詐欺が横行しイーサリアムが盗まれることです。おそらく十中八九行われ、ユーザーがパニックになると予想してます。
テストネットで実装を成功させているので信用性はありますが、抜け道を探す攻撃者って毎度現れるんですよね。嫌な世の中になりました…
それはそうと「マージ」の成功を祈る!
トルネードキャッシュが制裁対象に
2019年に設立された大手ミキシングサービスのトルネードキャッシュが8月8日に制裁対象となり、アメリカでは使用を禁止にされた。
複数のアカウントの取引データを混ぜ、個人アドレスを特定しにくくするプライバシーの保護が目的のサービス。
何者かが0.1ETH送金している。
その送金相手が著名人らと記録されている。
送金された人にとっては嬉しい出来事かもしれない。
ただ制裁対象になったウォレットから受け取った場合、受け取った側も違反者として見られてしまうことだ。そうなった場合最悪はそのウォレットが凍結するかもしれない。
送金自体は拒否することができないので、外部からの悪意のある攻撃とみなされる。
資金洗浄に使われた
犯罪によって得た収益(汚れたお金)の出所、所有者を分からないようにするために架空口座などを利用して、正当な手段で得たお金に見せかける行為
トルネードキャッシュ開発者を逮捕
オランダ当局は8月12日に開発者であり、エンジニアのアレクセイ・ペルテセフ(Alexey Pertsev)氏を逮捕した。
ただこれには物議を醸されている。「プライバシー保護のために作られただけだ」と約50人の関係者がデモを行ったぐらいだ。
要は悪用した人が悪いと言いたいようだ。
個人の見解
ミキシングサービス自体が犯罪者を支援するために作られたようにしか思えない。匿名性を活かして資金洗浄するに決まってるじゃん…
しかも著名人らに送金したイーサも確実に汚れたお金だよね…
開発者は善意で設立したとは思うけど、悪用されそうな企業を立ち上げたらダメよね。
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