それでは9月の注目ニュースをまとめるでござる!
イーサリアム マージ完了
9.15にイーサリアムのアップグレードである「マージ」が完了しました。
これによりコンセンサスアルゴリズムがPoWからPoSへ変わり、消費電力も99%削減できると言われている。
またマイニングで1日の発行上限が13000ETHだったのに対し、マージ後は1日のステーキング発行上限が1700ETHとなり、希少価値が上がった。
PoSとなったわけですが、PoW側はフォークしETHWとして新たな銘柄になった。
マージ後にもアップグレードを予定をしているが、その詳細については明かされていない。
- The Merge(完了済み)
- The Surge
- The Verge
- The Purge
- The Splurge
今回のアップグレードで取引する際に発生する手数料(ガス代)が安くなるわけでもなく、トランザクションの時間の短縮もすることもない。
これからのアップグレードでこの辺の改善もしていくと予想しています。
マージ後にETHWが攻撃され、前日比47%の下落をする
マージ後の翌日9.16にETHWがリプレイ攻撃を受けた。
フォークされた新しいブロックチェーンから既存のトランザクションをコピーし、古いブロックチェーンで同一のトランザクションを作成して攻撃すること。
個人の見解
アップグレードおめでとうございます!
直近だと皆さんも注目していたと思います。PoWではブロックを生成(マイニング)するのに膨大な計算と電力を使用するので、これがなくなったのは大きいですね。
また複数の機械を使ってマイニングをする際に熱も放出されるので、部屋はサウナ状態…熱も放出されず環境に配慮できたのはいいですね。
やはり予想していたトラブルが起きましたね。詐欺行為ではありませんでしたが、フォークするタイミングって狙われやすいんですよね~
おそらく詐欺行為はこれから起きると思うので、イーサリアム(ETH)の保有者はハードウォレットに移動させるといった対策もしておきましょう!
引き続きイーサリアムのアップグレードには注目と期待ですね!
テラ(LUNA)創業者のドゥ・クウォン氏らに逮捕状
9.14に韓国の捜査当局がテラ(LUNA)の創業者のドゥ・クウォン氏らの6名に逮捕状を発行。
仮想通貨であるテラ(LUNA)が投資契約証券と見なしたうえで、資本市場法違反として容疑をかけられた。
利益を期待して共同事業に金銭を出資し、その結果により対価を受ける形式の証券のこと。
資本市場において投資家を保護し、金融投資業を健全に育成することで、公正性・信頼性を高め、国民経済の発展に貢献することを目的とした法。
検察は投資契約証券の説明の中の「共同事業」として、テラ(LUNA)が遂行できてないことから詐欺的な不正取引を行ったと訴えている。
また、有効期間1年の逮捕令状を出し、国際指名手配・パスポートの無効化などの措置を取っていく予定であるとも報じられている。
現在ドゥ・クウォン氏らはシンガポールへ居住している。
2022.5月にテラ(LUNA)に何が起こったか知りたい方はこちらの記事をどうぞ!
個人の見解
ステーブルコインであるUSTとガバナンストークンであるテラ(LUNA)はアルゴリズムにより需要と供給のバランスを保つ仕組みのシステムが問題で起こった暴落騒動でした。
どちらも時価総額トップ10に入ってたのに…5月にみるみる下落していったのをリアルタイムで見ていて恐怖でしかなかったです…こんなこともあるんですね。
投資家の被害を考えると、やはり罪は償ってほしいですね。正当な証言があるのならメディアで弁解してほしいですね。投資は自己責任だとしても、もどかしさが残ります。
仮想通貨は法定通貨ではないので、個々の国で規制を作るのではなく世界で統一された規制が必要だなと今回の件で思いました。
システムの問題なら創業者に罰則するべきだし、持ち逃げする輩は今後一切の金融商品に手を出せなくなる、ウォレットの凍結といった厳しめの規制を望みます。
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