【RC造】基礎配筋工事~1階床コンクリート打設までの流れを解説

建築

均しコンクリート打設終えて、地足場と基礎エース設置したら次は基礎配筋工事に移るぞ!

これから基礎配筋の工程に入る人必見!

まずはどのように鉄筋屋さんが配筋していくのか、順序を頭に入れておこう~

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基礎配筋工事

まずひとつひとつ見ていこう!(上記画像は完成イメージ)

ベース筋配筋

ベース筋とは、杭廻り配筋する基礎(フーチング)の下筋のことをいいます。

こちらは割とすぐに組めます。

柱配筋

ベース筋を組み終わったら、基礎(フーチング)の配筋は一旦ストップ。

この後は基礎内に入る柱を配筋してきます。

理由としては、基礎上筋を配筋してしまうと中に入れず、柱が配筋できないため先に組みます。

ここで大事になるのが、やぐら・・・になります。

柱主筋を支えるためにやぐら・・・がないと配筋できないのです。

地足場とやぐら・・・についてはこちらの記事で解説しています。

基礎梁配筋

次は基礎梁配筋。

かなりボリュームのある配筋量になるため、時間もかかります。

基礎梁内に入れるものがあります。

上記の3つを入れ忘れないように進めていきましょう!

そして基礎梁を配筋するにあたって基礎エースが必要になります。

基礎エースについてはこちらの記事で解説しています。

基礎梁の配筋順序としては、
主筋(圧接)→ スターラップ、中子筋、腹筋 → 開口補強筋
開口補強の要領については、構造図あるいは特記仕様書に書いてあります。
杭主筋と梁主筋位置が干渉する場合は、杭主筋を曲げて配筋することが多いです。

はかま筋配筋

ここでようやく基礎(フーチング)の上筋であるはかま筋を配筋してきます。

先に組んだベース筋の差筋に重ね継手で配筋します。

重ね継手長さは構造図を要チェックだ!

マットスラブ(耐圧盤)配筋

最後にマットスラブを配筋していきます。

それと同時並行で釜場も配筋して基礎配筋が完成です。

釜場の配筋要領は構造図をチェックしよう!

~1階床コンクリート打設まで

耐圧コンクリート打設

すべて配筋し終えたら、耐圧コンクリート打設をします。

地下ピットの床のことですね。

打設時のポイントとしては、地下ピットに水がたまらないように水勾配をつけましょう!

連通管が低い勾配となるように絞り、釜場に水が流れていくようにコンクリートをフカシて打設します。

打設の前に基礎梁、基礎へコンクリート天端の墨出しを忘れずに!

型枠建込

打設後は基礎梁、基礎側へ型枠を建込んでいきます…の前に…

外周部に止水テープを貼って漏水防止対策をとります。

1階スラブを張ってから、断熱材を敷込んでいきます。

断熱材の性能は意匠図を確認しましょう!

1階床配筋~打設

型枠が終わったら、1階床配筋をし、基礎梁、基礎、1階床のコンクリート打設をして完了です。

現場の規模によっては数回に分けてコンクリート打設をしていきます。

まとめ

①ベース筋配筋(基礎)
②柱筋配筋
③基礎梁配筋
④はかま筋配筋(基礎)
⑤マットスラブ配筋
⑥耐圧コンクリート打設
⑦型枠建込・断熱材敷込
⑧1階床配筋
⑨コンクリート打設

流れを覚えていざ施工へ!

施工する前に、鉄筋屋さんと型枠大工さんを呼んで、配筋に何日…型枠に何日かかるかと打ち合わせをしましょう!

 

次は足場の地組だ!

割付の考え方はこちらの記事を読むべし!!

そのあとは躯体サイクルのはじまりだ~!

最後まで読んで頂きありがとうございます!

ご意見等ございましたら下記に記載願います!

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