躯体が上棟後、屋上に保護コンクリートを施工する現場監督必見!
保護コンクリート前に伸縮目地を設けなければならない。
その伸縮目地をキレイに割付をする考え方をこの記事で解説していきます。
伸縮目地を割付するルール
まず割付をする前に基本的なルールを確認しておこう!
①パラペット、機械基礎等の立ち上がり面には緩衝材を設ける。
②パラペット、機械基礎等の立ち上がり面から、400~600mm以内に割付をする。
③その他は3m以内に伸縮目地を割付する。
この3つをふまえて割付をしましょう!
実際に割付けてみた
では上記の図面で伸縮目地の割付を行っていこう!
ちなみに完成図はこちら!
まずはルールに従って
①パラペット、機械基礎等の立ち上がり面には緩衝材を設ける。
②パラペット、機械基礎等の立ち上がり面から、400~600mm以内に割付をする。
から割付していきます。
①、②を反映させると
パラペット、機械基礎等の立ち上がり面から600mmで割付、機械基礎と機械基礎の間は離れの半分で割付しました。
一部割付していない箇所を半分の寸法で割付していきます。
あともう一息ですね。
最後に
③その他は3m以内に伸縮目地を割付する。
割付されていない箇所が6m以内なので、1本追加してあげるだけで良さそうですね。
今割付してある伸縮目地を伸ばしてあげれば完成になります。
赤丸した部分は、伸ばすと目地が多くなり見栄えを悪くするため入れませんでした。
まとめ
①パラペット、機械基礎等の立ち上がり面には緩衝材を設ける。
②パラペット、機械基礎等の立ち上がり面から、400~600mm以内に割付をする。
③その他は3m以内に伸縮目地を割付する。
基本のルールをふまえて割付してみよう!
もし3m以内で割付けると目地が多くなったり、見栄えが悪いようであれば、一部だけ3100~3200mmで割っても大丈夫ですよ~(見栄えが良ければ誰もクレーム入れたりしませんからね)
保護コンクリート打設時に蹴っ飛ばして伸縮目地を壊さないように注意喚起もしようね!
最後まで読んで頂きありがとうございます!
ご意見等ございましたら下記に記載願います!
コメント