これから免震部建築施工管理技術者の試験を受けようと思っているけど、どんな問題が出るの?勉強方法は?という疑問について答えていきます。
実際に受けてみたので、対策含めて解説していきます。
当日の試験ってどんな問題?
2023年度受験。オンライン受験でした。
試験前にカメラ越しに担当者から
試験問題は全部で25問です。
とアナウンスあります。
試験自体は70分なので、
楽勝じゃんww
と思っていましたが、実はウソでした…
ちなみに試験中も担当者が監視してますので、試験問題の撮影や画面の保存ができませんでした。
実際の問題構成を表にまとめてみました。
内容 | 構成 | 問題数 | |
Ⅰ | 4択問題 | 1問×4
(1問分) |
4 |
Ⅱ | 語群から選択
(複数回答) |
4つ回答
(1問分) |
10~15 |
Ⅲ | 4択問題 | 1問のみ | 5~10 |
Ⅳ | 200~250字程度の記述 | 1問のみ | 1 |
Ⅱ、Ⅲの問題数はうる覚えです(笑)
Ⅳの記述は『免震の施工で注意すべき点を答えよ』という問題でした。
他には
・免震構造の施工中の足場の状態
・免震継手(フレキシブルジョイント)
・積層ゴムの特性(水平、鉛直剛性)
・免震レトロフィット
試験対策の勉強方法
試験対策の勉強としては、2つあります。
②指定教材を読む。
①オンデマンド講習(動画)を視聴する。
オンデマンド講習は試験前日まで閲覧を何度もできます。
ちなみに全部で4時間あって、ゆ~っくり説明してくれるので1.25or1.5倍速にしても違和感なく視れます。
拙者は何度も視たくなかったので、要点をスマホで撮影して移動時間に眺めてました。
さきほど触れてなかった免震構造の場合の足場について説明します。
画像のように地盤面に足場を組むのではなく、免震装置上部の躯体に足場を組んで壁つなぎで控えを取るのが正解です。
理由としては地盤面に足場を組んだ場合、地震時に躯体と足場が別々に揺れて足場が倒壊する恐れがあるからです。
割と勉強になる動画でした。
②指定教材を読む
指定教材が3冊あって、受験の申込みをするときに購入するかしないか選べます。
拙者は7600円で3冊購入しました。
ただ…真ん中の免震建物の維持管理基準は、試験にはあまり役立たなかったです。
3冊で7600円は割高なので、1冊だけ選ぶとするなら『JSSI免震構造施工標準2021』がオススメです。
免震構造の足場の架け方、免震プレート下部の打設の仕方、免震装置の点検の仕方など試験で出題されることが書いてあります。
それに加えて実務で役に立つ本なので、この本があると便利です。
あと最後の問題であるⅣの記述『免震の施工で注意すべき点を答えよ』については、
・下部ベースプレート設置時にレベルと水平になっているか確認
・打設時に動かないように固定する
・打設前に下部ベースプレートの表面を養生する
・打設時に下部ベースプレートの下端にコンクリートが密実に充填できるように空気を抜く
・免震装置設置後にボルトを締め付け、マーキングをする
まとめ
出題内容
内容 | 構成 | 問題数 | |
Ⅰ | 4択問題 | 1問×4
(1問分) |
4 |
Ⅱ | 語群から選択
(複数回答) |
4つ回答
(1問分) |
10~15 |
Ⅲ | 4択問題 | 1問のみ | 5~10 |
Ⅳ | 200~250字程度の記述 | 1問のみ | 1 |
②指定教材を読む。(JSSI免震構造施工標準2021)
あとは時間を作って当日に臨みましょう!
最後まで読んで頂きありがとうございます!
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