【現場監督】内装仕上げ工事の流れを解説 パート①

建築

躯体工事がある程度進んでいくと、内装仕上げ工事がはじまります。

特にこれからはじまる、初めて内装仕上げ工事をする人必見!

この記事を読んで予習をし、その工事ごとに深く知りたい場合は職人さんに聞いてみよう!

そうすればどんどん知識が増えて、現場も回せることができるでしょう。

では流れをひとつずつ解説していきます。

※型枠解体、清掃が終わっている前提で進めていきます。

※長くなるので2つの記事に分けて解説していきます。

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墨出し

躯体工事の際に出した親墨をもとに仕上げ墨を出していきます。

サッシ墨、壁の軽量面、天井が段差になる場合の軽量面、木建開口を墨出し屋さん依頼して出してもらいましょう。

サッシ墨とは、図面通りサッシを取り付けるために壁にレベル墨と通り墨を出すことをいいます。

この時点でサッシが取りつくかスケールで確認しておきましょう。万が一入らない場合はサッシ搬入前に斫っておくしかありません。

さらにウレタン断熱の吹返しをスラブに墨出しを依頼すると、ウレタン断熱前に自身で墨出ししなくてよくなるのでオススメです。

サッシ取付

サッシは打設前にサッシアンカーをサッシ開口側に仕込んでおく、もしくは溶接アンカーを躯体に打ち込んで、いずれかのアンカーとサッシを鉄筋棒で繋げて取り付けます。

鉄筋棒を付けるためには溶接していきます。四方固定したらサッシ取付完了です。

その後サッシと躯体のスキマをモルタルで埋めていきます。

これをサッシ埋めといいます。

ガラス入れ

サッシにガラスを入れて、内外部の取り合い部にシールを打って完了です。

設備配管、電気配線

床、天井ともに設備配管、電気配線を行っていきます。PSから水廻りに排水管を接続したり、照明やコンセントの配線をしていきます。

ウレタン断熱前に壁際や吹返し部分を終わらせるために、他業種と並行して工事を進めます。

額縁取付

サッシ廻りに額縁を取り付けていきます。これはのちのちボードを張るときにサッシとの見切り(区切り)をするために取り付けます。

そのため額縁の側はボードが差し込めるように、しゃくってあります。(ボードを差し込む溝がある)

コマ付け

ウレタン断熱をしてしまうと軽量と際根太の受けがないため、施工ができなくなってしまいます。

そうならないように軽量・際根太とウレタン断熱が干渉する箇所にはコマを付けていきます。

画像の白い箱型(樹脂製)のものですが、ウレタン断熱の吹く厚み以上のコマを使います。(際根太の場合は木材を使用する)

ウレタン断熱

壁にピンク色のウレタン断熱(ノンフロン)を吹付けていきます。

これは部屋内が結露しないようにするための施工になります。

厚みは地域によって変わりますので、意匠図を見て厚みを確認しましょう。

また天井の吹返しがある場合は、天井インサートがウレタン断熱で埋もれないように割り箸か全ねじを突っ込んでおきましょう。

※ただし1フロアに2戸以上ある場合は先に界壁の施工をします。

 部屋を界壁で区切ったあとにウレタン断熱をします。

界壁については別の記事でまとめたので、こちらをどうぞ!

ユニットバス据付

軽量建込をする前にユニットバスを据付ます。

というのも軽量を組んでしまうと、ユニットバスのような大きなものを設置位置まで運搬できなくなってしまうからです。

本体を据付終わったら、給・排水管の接続、照明用の配線を施工していきます。

まとめ

内装仕上げ工事の前半が終了です。

このあとは軽量建込からスタートしていきます。

パート2はこちらからどうぞ!

Coming Soon

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