【仮想通貨】主要ステーブルコインの紹介 

ステーブルコイン
安定した価格を実現するために設計された仮想通貨。
ドル等の法定通貨の価格と連動しているのが特徴。
ステーブルコインだけでも数多く存在するが、この記事では主要のステーブルコインの発行元や特徴等を紹介していきます。
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各ステーブルコインの紹介

Tether(テザー)

テザー(Tether)
ティッカーシンボル USDT
時価総額ランキング 3位
リリース 2014年
発行元 Tether Limited

テザー(Tether)は米ドル通貨の価格と連動するように設計された仮想通貨です。

ステーブルコインの中で圧倒的なシェアを誇り、テザー(Tether)で他の仮想通貨をトレードするのが主流となっている。

時価総額もビットコイン、イーサリアムに次ぐ3位となっている。

元々はビットコイン上で通信プロトコル(規制)として使われていたが、現在はイーサリアムのブロックチェーン上で発行されるERC-20トークンとして使われている。

実は2022.3.3にスイスの都市ルガーノで法定通貨として採用された。ただスイスの法定通貨はスイスフランなので、なぜ法定通貨に採用されたかは謎である。

USD Coin

USD Coin
ティッカーシンボル USDC
時価総額ランキング 4位
リリース 2018年9月
発行元 Circle、 Coinbase
USD Coinは米ドル通貨の価格と連動するように設計された仮想通貨です。
イーサリアムのブロックチェーン上で発行されるERC-20トークンとして使われている。
現在ではVISAの決済通貨として認可されている。

Binance USD(バイナンスUSD)

Binance USD (バイナンスUSD)
ティッカーシンボル BUSD
時価総額ランキング 7位
リリース 2019年9月
発行元 Binance、 Paxos Trust

Binance USD (バイナンスUSD)は米ドル通貨の価格と連動するように設計された仮想通貨です。

イーサリアムのブロックチェーン上で発行されるERC-20トークンとして使われている。

構成としては96%が現金又は現金相当物、4%が米国財務省証券となっていて、ニューヨーク州の金融サービス局に承認されている。

Dai(ダイ)

Dai(ダイ)
ティッカーシンボル DAI
時価総額ランキング 12位
リリース 2019年11月
発行元 MakerDAO

Dai(ダイ)は米ドル通貨の価格と連動するように設計された仮想通貨です。

イーサリアムのブロックチェーン上で発行されるERC-20トークンとして使われている。

2015年にデンマークの企業家であるルーン・クリステンセン氏により開発されたといわれるトークンである。

DAO(自律分散型組織)で開発、運営が進められている。

MakerプロトコルにETHもしくはERC-20トークンを担保として預け入れることで誰でも発行することができる。

True USD

True USD
ティッカーシンボル TUSD
時価総額ランキング 46位
リリース 2018年1月
発行元 Trust Token

True USDは米ドル通貨の価格と連動するように設計された仮想通貨です。

2021年にAvalanche(アバランチ)ブロックチェーン上でUSDペッグのステーブルコインとしてローンチしている。

これによりTrue USDを数秒でトランザクション処理ができるようになり、わずかな手数料で送受信が可能になった。

Paxos Standard (パクソススタンダード)

Paxos Stadard(パクソススタンダード)
ティッカーシンボル USDP
時価総額ランキング 53位
リリース 2018年9月
発行元 Paxos Trust Company

Paxos Stadard(パクソススタンダード)は米ドル通貨の価格と連動するように設計された仮想通貨です。

イーサリアムのブロックチェーン上で発行されるERC-20トークンとして使われている。

ニューヨーク州の金融サービス局に承認されている。

USDD

USDD
ティッカーシンボル USDD
時価総額ランキング 63位
リリース 2022年5月
発行元 TRON DAO Reserve

USDDは米ドル通貨の価格と連動するように設計された仮想通貨です。

基盤となっているのはTRON(トロン)ネットワーク。

TRON(トロン)
ジャスティン・サン氏によって中国で開発された仮想通貨。プラットフォーム上で音楽や動画などのデジタルコンテンツを保存できる。
TRON(トロン)をプロトコル(規約)に出し入れすることでUSDDの価格を1ドルに保っている。
もし1ドルより価格が低くなった場合、ドルをシステム上に送り1ドル分のTRON(トロン)を引き出す。
高くなった場合、1ドル分のTRON(トロン)をシステム上に送り1ドルを引き出すことにより価格を保つことができている。

Celo(セロ)

Celo(セロ)
ティッカーシンボル CELO
時価総額ランキング 83位
リリース 2020年4月
発行元 Celo Foundation

Celo(セロ)は米ドル通貨の価格と連動するように設計された仮想通貨です。

イーサリアムのブロックチェーン上で発行されるERC-20トークンとして使われている。

『全ての人が豊かになるための金融システムの構築』をモットーに、金融抱摂も目指すプロジェクトである。

また、スマートフォン間で仮想通貨を送金を広めることも目的としている。

Fei USD

Fei USD
ティッカーシンボル FEI
時価総額ランキング 93位
リリース 2021年4月
発行元 Fei Protocol

Fei USDは米ドル通貨の価格と連動するように設計された仮想通貨です。

Fei ProtocolではステーブルコインのFei USDとガバナンストークンのtribeの2つの仮想通貨を扱っている。

ガバナンストークン
DAO(分散型自律組織)で使われる仮想通貨。主にDAO内で様々な方針を決定するための投票として使われる。

DeFi(分散型金融)プロトコルでの活用をメインとして作られた。

仕組みとして1ドルより低くなった価格で売る場合、売ったユーザーは罰則金が発生する。その時に買ったユーザーは報酬をもらえる。1ドルの価格と乖離が多ければ多いほど罰則金が多くなるシステムのため、乖離しないと言われている。

しかし、ローンチ後すぐに0.73ドルへディペック(固定が外れる)した。システムの脆弱性が発見されたため、数か月後に回復した。

Terra USD

Terra USD
ティッカーシンボル UST
時価総額ランキング 105位
リリース 2020年9月
発行元 Terraform Labs

Terra USDは米ドル通貨の価格と連動するように設計された仮想通貨です。

元々は時価総額10位と人気を誇っていましたが、2022年5月7日からディペックし始め、最終的に99.99%まで下落していった。

詳しい詳細はこちらの記事にまとめてあります。

JPY Coin

JPY Coin
ティッカーシンボル JPYC
時価総額ランキング 3903位
リリース 2021年1月
発行元 JPYC社

JPY Coinは日本円通貨の価格と連動するように設計された仮想通貨です。

法的にプリペイド決済手段として使われるように開発された。

Euro Coin

Euro Coin
ティッカーシンボル EUROC
時価総額ランキング 3986位
リリース 2022年6月
発行元 Circle

Euro Coinはユーロ通貨の価格と連動するように設計された仮想通貨です。

イーサリアムのブロックチェーン上で発行されるERC-20トークンとして使われている。

発行元が時価総額4位のUSDCを発行しているCircle社。

 

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