指示が上手くできない現場監督必見! 職人さんの心を動かすコツ

建築

現場監督の悩みのひとつである「指示」が上手くできない問題。

指示をしていざ現場を確認しに行ったら…

ゾロ
ゾロ

あれ…ちょっと違うんだよな~(汗)

こんなできごとありませんでしたか??

あと職人さんから呼ばれて

職人
職人

これってどういう意味??

とまた説明するハメに…

実は指示の仕方に問題があるのです。

この記事を読むと指示が上手く伝わるようになり、かつ職人さんから呼ばれないで現場を動かすことができるようになります。

つまり円滑に現場が進むため、残業も削減して自分の時間も確保できちゃうのです。

やらない理由がないでしょ!

そんな悩みに応えるべく7年間現場監督を経験し、多くの職人さんを動かしていた拙者が解説していきます。

前半は指示の仕方について、後半は指示が上手くいかない理由を解説していきます。

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指示の仕方

みなさんは指示をするときに図面や文章を使いますか?いわゆる指示書というものです。

指示書に加えて、現地に行って口頭で説明してあげるのがベストです。

指示書の一例を載せておきます。

現場の図面に何をしてほしいかを書いてあげましょう。

これを渡して終わりではなく、この作業内容の詳細を現地で説明してあげましょう。

説明するときにあたってのポイントをまとめたので活用してみてください。

・いつ
・どこで
・誰が(どの業者が)
・何を
・なぜ
・どのように
いわゆる5W1Hですね。ここまで説明してあげれば、作業をする理由が明確になるので指示を受けた作業員も納得して動いてくれます。
その一連のやり取りを会話形式でみてみよう。
ゾロ
ゾロ

雑工さん!
明日201、202内でウレタン断熱を吹き付けるので、

掃除機を使ってきれいに床清掃をお願いします!!

掃除機はEVの隣に置いてあるので、

終わったら元の位置に戻しておいてください!

 

がってんだ!

ゾロ
ゾロ

と…その前に掃除がしやすいように201内にある資材を

301へ移動してほしいです!
位置は201と同じ位置で!!

どうでしょうか。5W1Hでの説明をしてあげるとかなり伝わりやすくなります。

特になぜその作業をしないといけないかの後工程についての説明もしてあげましょう。

これらを全て指示書に書いてもいいですが、かえって見にくい指示書になってしまったりするので口頭で説明してあげましょう。

しかも後工程のことも考えるようになるので、次に何が必要かも見えてきてあなたのレベルアップにも繋がって一石二鳥なのです。

ここを手を抜くと作業後に確認にいくと…冒頭のように

ゾロ
ゾロ

あれ…ちょっと違うんだよな~(汗)

となってしまいます。

そうならないように5W1Hでの説明をこころがけていきましょう!
作業後の出来栄えを忘れずに見に行きましょう。ここでポイントとしては
ゾロ
ゾロ

雑工さん!
めちゃくちゃキレイですね!

これで明日ウレタン断熱が吹けます!
ありがとうございます!!

 

その作業についてのコメントと感謝を伝えてあげましょう。ここでは「雑工さん」と呼び名にしていますが、作業員の名前で呼んであげると親近感も上がります。

そうすることで仲良くなることもでき、次一緒に仕事をするときもスムーズにいきます。
あなたの指示が良ければ、職人さんも付いていきたくなるものです。

指示が上手くいかない理由

ではどうして指示がうまくいかないのか、理由は2つです。

①指示が曖昧
②その作業内容がよくわかっていない

①指示が曖昧

指示の詳細が見えてこないと作業員も動きづらくなってしまい、結果として自分が想像していた出来とかけ離れる結果となってしまいます。

特に年次が浅い現場監督にありがちな指示の仕方ですね。

「自分で指示した内容を自分が受けたときに納得して動けるか」を自問自答してみるといいですよ!

これを繰り返すだけでも、指示の仕方に雲泥の差が出ます。

指示は思いやりが大事!

その作業内容がよくわかっていない

これも年次の浅い現場監督にありがちです。そもそも見たこと無い工種だったりすると仕方なかったりしますが…(苦笑)

その作業内容の詳細がわかってないと、本来しないといけない指示が漏れたりします。
これを解決するには、先輩や職人さんへ事前に作業内容を聞いたり、最近ではYoutubeで作業をしている動画があるので、見ておくと当日もスムーズに指示がしやすくなります。
自分がその作業内容を説明できるまで、質問してみましょう。
現場は段取りが命です。よく段取り八部と言われる所以です。
わからないことをそのままにせず、調査を忘れずに!

まとめ

・いつ
・どこで
・誰が(どの業者が)
・何を
・なぜ
・どのように
上記の5W1Hを意識して説明することが、現場をスムーズに進める秘訣です。
スムーズに進めば、現場に出る頻度が減るので事務作業も捗って、結果残業時間も削減できます。
回数をこなしていくとみるみる上達して、現場を思い通りに動かすことができるようになります。
指示が上手くなれば、職人さんからも支持を受けられます。
そうなれば現場も順調に進み、仕事も楽しくできるでしょう。
職人さんの心を動かせ!!

おまけ

たまには、本を読んでいろんな人の考えややり方を吸収することもオススメです。

自身の視野も広がり、仕事だけでなく人生そのものも豊かにしてくれます。

この記事+「伝え方が9割」の本を読めば、うまく指示できなかった日々とおさらばできます。

読んで終わりじゃなくて、行動してカッコイイ現場監督になろう!


最後まで読んで頂きありがとうございます!
ご意見等ございましたら下記に記載願います!

 

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